友人2人でLLPを設立した場合の身近な問題(前編)

今日は赴きを変えて、こんな落とし穴があるという話です。

2005年9月AさんとBさんが50:50で日本版LLP(有限責任事業組合)を立ち上げたとします。2人はとても仲が良く、ビジネスを行う上でもベストパートナーと言える2人です。毎月の売上も順調に推移し、事業は順風満帆です。

ある日、Aさんはかねてから交友関係にあったCさんからの誘いで、パリにビジネスの視察旅行に行こうと誘われました。もちろん、美味しいワインも思う存分飲みたいな♪なんてという話で盛り上がりました。旅行費用は約50万円かかる見込みです。仮にこの50万円が税務上、旅費交通費、会議費として全額経費になる前提とします。

利益も十分出ているし、節税にもなるからBさんに反対されることはないと思いBさんに説明したところ、中々賛成してもらえません。Bさんの主張としては、LLPから分配された利益を元に海外旅行に行くのはいいが、LLPの経費にするのは納得できないというのです。

Bさんからしてみると、Aさんが旅行に行かなかったら利益が50万円増えて、自分の損益分配金が25万円(50万円X50%)あるはずなのに、何でAさんが自分の取り分25万円も使って、楽しむんだ!と理解できないのも当然です。

普通の同族会社のオーナー社長がこのような海外視察旅行に行ったとしても、ほとんど社内問題は生じません。他の役員や社員は自分の給与に影響が生じないためです。

共同経営の場合、LLPの構成員同士の利害が完全一致しないため、会社経費として支出できるようなものでも、税金を取られた後のキャッシュでしか支出できないという非効率な状況になる可能性がかなり高いと言えます。

ロバートキヨサキ著「金持ち父さん貧乏父さん」でいうところの、支出が税引き”後”となり、金持ち父さんへの道が遠くなることとなります。

さて、解決策は。。。 (次回へ続く!)